錦自然農園では、月に1〜2回、ニュースレターを発行いたしております。 果樹園では今どんなことをしているか、今販売中のフルーツや商品の紹介や生産現場の話。その他、皆さん気になる情報も少し力を入れて発信しています。
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■ メルマガ見本
<以下は2012年2月13日にメルマガ購読者のかたに向けて発送したものです。>
【いちごの発送が遅れている理由】
こんにちわ。
気がついたら前のレターから3ヶ月もたっていました。
この間にやっていた作業は、
まず果樹の剪定。
新しくした農園サイト(www.fruitshop.jp)の整備。
そして何よりイチゴです。
いちごの発送が大変おくれており、ご迷惑をおかけしています。
発送の遅れの最大の理由は、寒さのためですが
それ以外にもじつは、いろいろあるんです。
こんなことをお伝えしても読んで楽しいかどうかわかりませんが
書いてみようと思います。
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□■ 錦自然農園の「いちご」発送が遅れている理由☆ 2012.02.12号
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┃ 1. 農家体験の原点はイチゴの強烈な安さ
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ネットでいちごを販売しはじめたのは、昨年からです。
いちごの栽培自体は前からやっていましたが
ネットには、いちごだけは載せませんでした。
私は2年前に結婚して農園にやってきました。
初めて夫が青果市場にいくのについていったのは、いちごを出すときでした。
まだ東京で働きながら熊本にときどき来ていたころ。
驚きました。
農業のことをまったく知らなかった私が突然くらった衝撃でした。
おっとの作ったいちごは、そこで150円で取引されていたのです。
もちろん無記名。
農薬をがっつりかけても、ウチのようにかけなくても同じ扱い。
「どうしてイチゴだけネットに載せないの?」
「いちごは壊れやすいから長距離輸送に向かない」と言うのでしたが
あきらめきれず、彼を説得しました。
やっと、「じゃ、まかせる」と言わせると、
すぐに送付用の箱を探すためのカタログを取り寄せ、
箱や包装紙やクッションパックなどを発注という人生初体験を経て
農園の販売サイトにいちごが加わったのです。
お客様の数は今思うと、とても少なかったです。
でも、私にとってはなんだって初体験。
注文もらうたびに驚愕したり、コオドリしたり、大変でした。
買ったお客様が高い確率でリピーターになっていただけたのもビックリでした
それでもたくさん余ったので、多くは地元で販売しました。
もともと地元の道の駅でも、シーズンが近づくと
「内布さんのいちごはいつから出るのか」と質問する人も多かったそうなのです。
錦町はフルーツの里ですので、常に旬のフルーツが並びます。
観光地でもない田舎の道の駅では、例外はありますがたいてい安いものから売れます。
「市場に出すよりはまし」という低価格にしないと売れ残るわけです。
都会に売りに行くことも考えましたが、都市部から遠く離れているデメリットは大きく
それを実行には移せませんでした。
正当に評価してくれる人に食べてもらいたいと思いました。
やっぱりネットだ。
ネットを強化するしか新しいお客さんと出会う方法はない!
昨年11月に、やはり渋る夫を説き伏せ、農園の購買サイトを新しくしました。
ありがたいことにお客様が去年とは比べものにならないくらい増えました。
新規のお客様が急激に増えたこと。これが一つ目の発送が遅れている理由です。
嬉しくてありがたいんですが、ことイチゴに関しては
困ったことが生じていました。
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┃ 2. 生産量とみつばちの関係
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去年までと違うことがもうひとつあります。
実は去年よりいちごの生産量が少ないのです。
去年いちごに初めて病気が発生しました。
これまでなかったことでした。
途中までできていた無農薬にこだわり、せっせと手探りの治療にセイをだし
その対処に相当の時間を奪われました。
それがさまざまな仕事のスケジュールに影響をきたし
翌年(今年)作る分の苗の作業に十分な時間がとれなくなりました
苗が足りないという結果
栽培量を少しだけ減らしました。
この少しだけがこんなに大きく響くことになるとは思いもせず。
減らしたことで、想像しなかった自体が起こりました。
みつばちです。
いつまでも、とても活発に苺の花ばなの間を飛び回ったのです。
去年より元気だとは思っていましたが、
元気どころか、とんでもなくすごくとっても元気だったようなのです。
みつばちが花に、受粉をしすぎるようになったのです。
「しすぎ」て悪いことはたくさんありますが、受粉もそのひとつだったとは
私たちはしりませんでした
受粉しすぎ、の結果、形の悪いいちごが通常よりたくさんできるようになりました。
それが顕著になったのはこの2週間ほどのことです。
本当は45日ほど前にその原因がつくられていたのですが、
結果が果実の姿で現れるまで気づきませんでした。
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┃ 3、氷点下になるといちごの花が壊れてしまう
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最後に寒さの影響です。
これがいちばん大きな原因であることはいうまでもありません。
いつもずらりといちごの並ぶ地元の道の駅に、
今年いちごの姿はまったくありません。
いちごにとって大敵なのは、氷点下の気温です。
氷点下になると花が壊れます。死んでしまうこともあります。
開花から45日くらいで花の中心部分が実になります。
しかし花が氷点下の気温にやられたその時点で、実が変形するか小さくなるかまったく実をつけないかという悲しい結末が予想できるわけです。
ウチでは氷点下になりそうになると、夜、ストーブをつけにイチゴハウスに行きます。
去年よりその回数は圧倒的に多く、
いちご栽培を初めて以来、こんなに燃料を使った年もありません。
実際、観測史上もっとも寒い冬になったそうなので、当然のことかもしれませんが。
ひとばん中ストーブをたいても、それでもハウス内が氷点下
そんな夜は、いちごハウスにいき、ガンバレーと声援を送るばかりです
味に関してはそれでも美味しいと思います
寒さのせいだけかどうかわかりません
食べていただきたいし、待っていていただきたいです
長くなってしまいました
こんな理由で
お客様がいちごを注文してくださってことはとても嬉しいのに
次々に発送できないという
錦自然農園では珍しくないことですが
ここまで送れないことも珍しい、という事態が生じています。
注文を壁に張り出して、発送に対応するのですが、
通常はうれしいはずの風景が、最近はちょっときついです。
しょせん。
農業に前例はそれほど適用できない
天候も土も果樹も、どれも同じ状態にとどまっているものはないから
毎年相手が変わるから、あきっぽい僕でもおもしろがれる
なんて、楽しそうに夫が話しているのを、おもしろそうだな、と思いながら聞いたことがありましたが
この本当の意味は、相当にシビアです
大変なとこに飛び込んでしまったなと思っている最近です
都会の仕事をしているときには、こんな種類のタイヘンが農業にあるとは知りませんでした
人やオカネに振り回されるのも大変ですが
思い通りにならず、予定を守らず、前例を踏襲しない
自然に振り回されるのも、また大変
夫は慣れたものですが
私はまだまだで・・・、こんなの聞いてない!
いまだいちいち動転してます
自覚してなかったけれど
自然はアタマ使えばコントロールできる、という思い込みは存外強いようです
(思い通りにならないのは自然以上に、私のアタマ?)
みつばちはこの先どうなるか
寒さはこの先どうなるか
私たちにはわからないので、いちごの発送日に関して正確なことは
これからも何ひとついえないと思います
旅行なさるとか、到着してはいけない日がありましたら
できるだけ教えていただけたら対応いたしますので
よろしくお願いいたします
では、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
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錦自然農園 www.fruitshop.jp
内布(うちぬの)恵美子
【以下は、2011年11月20日 発行のレターです。テーマも方向性も統一性がなく、毎回そのときいちばんお伝えしたいことを書いています】
こんにちわ
錦自然農園より次のフルーツの販売開始のお知らせです。
桃、ぶどう、柿・・・・と続く果樹シリーズの最後をひきつぐのは「いちご」です。
全国の多くの地域で栽培されているいちご。
いちごまでネット注文する必要あるの?
それが理由はあるんです。
農家直販いちご VS お店のいちご
その差はけっこう大きいってお話をさせてください
メルマガは長くちゃいけないとどこかに書いてあったのを無視して書きます
どうぞ最後までお付き合いくださいませ〜☆
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普通じゃありません。完熟いちご
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農家になって知ったことはたくさんありますが、いちごにもビックリがありました。
いちごは「未熟で収穫」が普通だったんですよ。
知らなかった!
まだヘタ周りが白い状態で収穫するがいちごのあたりまえだそうです
それを見たときはどーーして?なんで?
はてなマークの嵐が吹き荒れまsた
いちごは柔らかいし、傷つきやすいし、壊れやすい。
流通にのって、店頭に並び、さらに売れるまでの時間を考えれば
そうせざるを得ないと説明され、あぁ、そうかあと思いましたが・・・・・・・
未熟のいちごも時間が経過すれば赤くなり、見た目は完熟と変わりません
これは青い状態で収穫されたバナナも時間をかけて海をわたってくる間に
黄色く変色していくのと同じ
色が変わることを追熟した、という言い方をすることがありますが
ほんとは正しくはないのです
熟したのではなく、
たんに年をとって色が変わっただけ。本質は未熟なままです。
いちごは壊れやすいのに、見た目が重視されるフルーツなので、
より未熟な収穫になりやすい。
いちごに限らず、色はしっかりついているけど、なんだか未熟な味のするフルーツって経験ないですか?
インドに伝わるアーユルヴェーダの考え方では、フルーツが体によいのは、完熟のものだけ。
未熟のものは、消化しにくいので食べないように指導されます。
わたしはそれを知ってあまりに安いバナナは食べなくなりました
台湾バナナや沖縄バナナが高いのは理由があるんだな、と
錦自然農園では完熟したものだけを収穫します。
いちごが根から吸い上げた栄養がこれ以上持ちこたえられない、というその一点を見て
「今日が収穫日」と決めるのです。
贈答用のパッケージではその心配はないですが
家庭用いちごや、ばら詰めいちごでは、角が壊れたりすることもあるかもしれません。
未熟果実を収穫して、きれいな姿を守り抜くより、
消化がよくて栄養たっぷりのほうがいい! が、錦自然農園の考え方です
壊れたりすることのないように、贈答用ではクッションパックに入れてお送りします
粒が大きいからうれしい詰め合わせです。
贈答用という言葉は家庭では食べてはいけない、という意味ではもちろんありません。
おうちで召し上がってくださいませ
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硝酸態窒素の心配はありません
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桃などほかの果樹と同じく、当農園ではいちごの栽培も無肥料でおこなっています
農家から見て
いちごとほかの野菜類の最大の違いは、定植してから収穫までの時期が長いこと。
苗の植え付け時期からすると2年近くかかります。
長い栽培期間にも耐えるように肥料をたくさんあげる、
これは一般的ないちご農家の常識です。
錦自然農園は、果樹と同じく、炭やEMぼかし(これは肥料じゃないです)などで土を元気にするだけです。
農園内で養鶏をしていますが、硝酸態窒素の原因になるといわれる動物性未熟堆肥は(完熟もですが)、いちごにも果樹にも一切使いません。
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おいしい水で作られています
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いちごは成分の9割が水だそうです。
どんな水がいちごのボディを作っているかはとても重要なこと
当農園で使っている井戸水は百メートルの深さから組み上げており、
環境の影響を極めて受けにくいと考えています
その流れのもとは、近隣に迫る九州山地にあります。
農園の立地は山際であり、近辺にゴルフ場や工場排水などが農業用水に流れ込む可能性はないといっていいと思います。
田舎だから水がきれいで美味しいとは、言い切れないのが日本の現実ですが
当農園の水は大丈夫です(半年おきに水質検査を行なってもいます)
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実がついてからは農薬をかけません
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農薬はたくさん使う
これが日本のいちご栽培のあたりまえです
「いちごには皮がないから」収穫の時期には農薬を使わない
と思っている人がいるのを最近知りましたが、トンデモございません。
長い栽培期間のあいだ、収穫直前までずーっと、
さまざまな農薬を使用し続けるのがふつうです
いちごは難しいから無農薬は無理、とかまだ言う気はないですが
今年はまだ私たちの力不足で無理だなと判断しました
いちごの実が現れたら農薬はかけませんが、花の時期までに二回使いました
来年は頑張れるかもしれません。
苗の栽培について新しいことを試しているところです。
出来るかどうかはコレ次第。
さて、畑のいちごは毎日、順調に生育中です
自然の味がするいちごに今年も育ってくれているでしょうか
それはまだ私たちにもわからないこと
いつごろから発送できるか?
これもまだわかりません
天候が大きく変わらなければ、クリスマスには間に合うと思ってますが
今年からいちごを毎週お届けすることを4週続ける「4回お届けセット」
というのをスタートさせます
サイトのほうはまだご注文できる状態ではなく申し訳ありません
今日・・・いや明日までには、ご注文いただけるようになる予定です
この4回コース、
贈答用も家庭用もありますが、いずれも1回ずつ頼むより安くなります。
おいしくて新鮮ないちごが毎週届くって、すごくシアワセだな、と思って
園主とふたりでパソコン並べて、あーだこーだがんばってます
システム整うまで、しばらくお待ちください
あ、単独での注文はもうできますので!
では、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
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錦自然農園 www.nishikifruits.com
内布(うちぬの)恵美子
メール fruits@nishikibb.jp
FAX・電話 0966-38-3990
携帯(恵美子) 080-3386-3990






